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太陽系は約46億年前、銀河系(天の川銀河)の中心から約26,000光年離れた、オリオン腕の中に位置。

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  日本経済新聞 朝刊・夕刊 LIVE Myニュース 日経会社情報 人事ウオッチ 日経ビジネス お申し込み 無料会員 トップ 速報 オピニオン 経済 政治 ビジネス 金融 マーケット マネーのまなび テック 国際 スポーツ 社会・調査 地域 文化 ライフスタイル 検索 福島県喜多方市・熱塩温泉 ヤギと植物、癒やしの宿 湯の心旅 グルメ&トラベル 2022年3月12日 5:00  [有料会員限定] ふじやの若女将・山本志穂さんとパチュリ、マロー、エルダの3頭のヤギたち=鈴木 康史撮影 雪深い山懐(やまふところ)、"喜多方のハイジ"が3頭のヤギを追って雪道を散歩する。福島県・熱塩(あつしお)温泉「帰郷のお宿 ふじや」ではヤギを飼い、料理は無農薬野菜。植物療法士が体の不調にあわせてアロマを処方する。 4代目社長と若女将の兄妹コンビが切り盛りするふじや。若女将の山本志穂さん(39)は子供のころから動物好き。2020年に地元に住むおじいさんから譲り受けたパチュリを皮切りにマロー、エルダの3頭のヤギを飼う。 夏は放牧して雑草を食べ、冬の餌は杉の葉や有機野菜のサツマイモなど。毎日周辺を散歩させ、小屋を掃除する。宿泊客は一緒に散歩できる。 「ヤギの飼育を学ぶうちにカシミヤヤギなどの扱われ方のひどさを知り、ビーガン(動物性食品を食べない思想)についても学んだ」と志穂さん。自身もなるべく動物性のものは食べない「フレキシタリアン」(ときには肉なども柔軟に食べる主義)に変えた。 この日のお着きの菓子は「生米もちもちマフィン」。アレルギー対応のビーガンスイーツだという。宿で出す会席料理には肉も魚も使われているが、鍋に盛り込まれた野菜の多さに驚く。野菜の味が濃いから漬物もおいしい。「味も香りも違うでしょ。自然農法の野菜は冷蔵庫の中に放置しても、干からびていくんです」(志穂さん)。別注でニシンの山椒(さんしょう)漬けや馬刺しなど会津の郷土料理も頼める。 8年前、生家に戻ってきた志穂さんは無農薬で野菜を作り(冬は農家の有機野菜を取り寄せ)、2年前からヤギの小屋から出る藁(わら)や糞を肥料に、循環型の農業を始めた。 売店で販売するグラノーラやスタッフが身につけるエプロン、座布団などもすべて若女将の手作り。東京のデザイン会社で働いていた経験から土産物のパッケージデザインのセンスも光...